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Note No.6

小説置場

晦冥に沈む

後悔ばかりの人生だ。 一つ深呼吸をして、ペンを机に置いた。明日の予習はもう終わっていたから、余裕を見て来週の分にも手をつけていた。それも目処がついたし、夜も遅くなっている。明日も学校があるのだし、もう寝た方がいいのだろう。明日の朝、眠くなっ…

うつくしい、せかい。

それだけが、それだけが、せかいのすべて。 息苦しくも美しいこの世界でどうにか生きてゆくための術を、俺はいつの間にか持っていた。誰かに言われる前から知っていたように思う。息の仕方を時々忘れる俺は、代わりに絵筆を与えられたのだ。呼吸すらもままな…

「木の下闇で待ち合わせ」

あらすじ 従兄弟が死んだ。18歳で殺された。生きている従兄弟の最後の目撃者であり、息苦しい親戚の集まりの中で唯一、安らぐことの出来た存在であったことから、少年は犯人捜しを決意する。少しずつ捜査を進めていく内に協力者の少女も現れるが、犯人捜しは…