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Note No.6

小説置場

「あかいいと。」

長編―登場人物

あらすじ

中学校三年生。芸術鑑賞教育の一環で訪れた美術館で銃を手にした男によってクラスメイトが殺される。最後に残った少女は「どんな風に死にたいか?」と問いかけられる。脳みそをぶちまけ、内臓をまき散らして死んだクラスメイトたちを見て、少女は答えた。――「綺麗に殺して」
青年は、自分で手に入れた凶器しか使うつもりはなかったが、ナイフは持っていなかった。そこでナイフを手に入れるまで、二人はともに時を過ごすことになる。
青年にとって「人を殺す」ことはごく当たり前の行動だった。「人を殺してはいけない」理由がわからなかった。けれど、少女と過ごし、笑ったり泣いたり、話をしたりするうちに――殺してはいけない、という気持ちが芽生え始める。両者は拮抗していたが、青年は絶望しながら少女を殺した。そして、包囲した警官の前で自殺する。少女の自慢だった黒く長い髪を切り取り、胸に抱いて。

登場人物

加野崎千花(かのさき・ちか)
奏原望(かなはら・のぞむ)

習作

はさみ