Note No.6

小説置場

「祝祭の庭で」

あらすじ

その島は、古くから「人形島」と呼ばれている。島の住人たちが作る繊細な人形も所以の一つではあるが、最大の理由は、生きた“人形”が生まれるからだった。
島では、数年に一度、災厄と不運を他者の代わりに引き受け、身代わりになる存在である「ヒトガタ」が生まれる。傍に置いておけば自分の代わりに不幸を負うとされるため、貴族たち上流階級の人間はこぞって「ヒトガタ」を求めた。この「ヒトガタ」を売ることで、貧しい島の住人たちはどうにか生活していくことが出来た。
五年ぶりに生まれた「ヒトガタ」である少女は、十五の年に貴族の中でも最高位の家へと買われていった。病弱な長男のために所望された少女は、必然的に長男とともに時を過ごすことになる。その過程で互いの人となりを知り、少しずつ親交を深めていく二人。貴族同士の諍い、政敵との対立に巻き込まれながら、それぞれの奥底に潜むものを拾い上げ、見つめ直していく。

登場人物

ハギ・マルジェロット
ミールユスト・ジフ・スライテレーダ
シュドリナ・エレ・スライテレーダ
アンフィーヤ・ゾノ・スライテレーダ
マレイヴァンタフ・ニドスノア・グランヴィッツ
スグテ
クグマ
エルスア
メビ

メモ

〈容姿〉
ハギ:特徴のない素朴な顔。たまに男の子に間違われる。めげない。
シュドリナ:ミールの異母姉。目鼻立ちのハッキリした華やかな美人。頭がいい。
アンフィーヤ:ミールの実妹。ふわふわしていて天使みたいな美少女。わりとしたたか。

 

旧:登場人物

野本萩(のもと・はぎ)
羽澤満天(はざわ・みかみ)
船見大賀(ふなみ・たいが)
鵠沼修也(くげぬま・しゅうや)
向坂稀一(さきさか・きいち)
豊泉直晃(とよいずみ・なおあき)
向坂芽美(さきさか・めぐみ)
向坂寿人(さきさか・かずと)
豊泉晃彦(とよいずみ・あきひこ)

俺さあ、知ってるんだよ。
願ったって、祈ったって、どうにもならないことってあるんだって。
だけどさ。
願うことと祈ること、は、誰にだって出来るんだ。

「神様、最高の外れくじをありがとう」「叶わなくても、願う強さを」