Note No.6

小説置場

2016-06-30から1日間の記事一覧

「遠い日のうた」

あらすじ 少年には前世の記憶がある。胡散臭いことだと理解しているけれど、何よりも慕わしい記憶であることを疑ったことはなく、前世の記憶を大切に抱えていた。ある日、前世で口ずさんでいた歌を歌う人間と出会った。それをきっかけとして、次々と前世で関…

Blink and you miss it

認めるのは、そんなに辛いこと? 君は、と言うとあなたは笑った。細められた瞳は濡れるようにきらきらしていて、唇からのぞいた白い歯が眩しかった。はにかむようにも見えたし、泣いてしまうようにも見えた。わたしが何かを言うよりもはやく、あなたは続ける…